あなたの家には、
お仏壇は、ありますか?
お仏壇は、
いわば「自宅用の小さなお寺」。
自宅にいながら、
日々ご先祖や故人を供養できる、
大切な日本の伝統文化です。
ちなみに、
お仏壇が一般的に普及したのは、
江戸時代からと言われていますよ。
私の小さな頃は、
祖父母の家に、お仏壇がありました。
火の灯ったロウソクと、
お線香の香りの中、
祖父母と一緒に、手を合わせていました。
さて、お仏壇に供えるお花のことを、
仏花(ぶっか)と呼びますが、
仏花の交換について、困った経験はありませんか?
私自身、
交換する目安や時期がはっきりわからず、
悩んでいました。
結論からいうと、
- 交換の時期は「1週間~10日」が目安。
- 花びらが落ち、茎が腐ってきたら、交換の時期。
- 交換する仏花の本数は、奇数が一般的。
- 仏花は、祈る人に見えるよう交換する。
- 長持ちするコツは、毎日の水交換。
- 交換時に、「水切り」をすると長持ち。
- 水につかる部分の葉は、すべて取る。
- 忙しい時や水が腐りやすい時は「仏花用の延命剤」がおすすめ
です。
ここでは、仏花の交換について、
知っておくと役に立つ、
ポイントとその理由を紹介します。
ちょっとしたひと手間で、
仏花が長持ちする、お役立ちポイントも、
あわせてお伝えしますね。
お仏壇に供えられた仏花は、
自然と気持ちを落ち着かせ、
心穏やかにしてくれます。
ここでお伝えするポイントをマスターして、
上手に仏花をお供えしましょう。
ポイントを押さえよう!お仏壇の仏花の交換目安はズバリこれ!
仏花の交換時期は、
大体「1週間~10日」くらいを目安にしましょう。
冬場は気温が低いので、
目安の時期よりも花が長持ちすることがあります。
仏花の傷み具合を、
実際に目でチェックするのも大切ですよ。
茎が腐ってきた、
花びらがパラパラと落ちている、
という時は、新しい花と交換しましょう。
他にも、
花の中心部分が黒ずんでいる、
花びらの色が薄くなってくる、
このような状態も、交換する目安です。
交換する時、花の本数は、
「3、5、7」といったように、
奇数で揃えると良いと、言われています。
「3、3」や「5、5」など、
奇数の本数で、対になるように、
花束を作り交換しましょう。
交換する時に気を付けておきたいのが、
仏花の向きです。
仏像や位牌に向けないで、
手を合わせる人から見て、
仏花が正面になるように生けます。
これは、供養する人自身が、
仏花を見て、安らかな気持ちになるように、
という意味が込められています。
以上が、
仏花の交換について、
知っておくと役に立つ、ポイントとその理由でした。
お仏壇の仏花の交換でひと手間加えて長持ちさせる上級テク!
仏花が枯れてしまうと、
見た目が良くないですね。
できれば、生き生きと、
美しい状態を長持ちさせたいものです。
仏花を長持ちさせるポイントは、
- 「毎日の水替え」
- 「水切り」
- 「仏花用の延命剤」
です。
仏花は、
「毎日水を替える」と長持ちしますよ。
朝起きた時や、夜寝る前など、
1日1回、水を交換することを、
習慣にしてみましょう。
私は朝起きて、
お供えしたご飯や、お水を交換する時に、
一緒に仏花の水を交換しています。
「水切り」の方法をお伝えしますね。
まずバケツに水を張って、
茎だけを水につけてください。
茎を水の中につけたまま、
茎の先を1~2㎝程度、斜めに切ってください。
茎の先を斜めに切ることで切り口の面積が広がって、
水を多く吸収できるようになり、
花が長持ちするという訳です。
水につけずに茎を切ってしまうと、
茎に気泡が詰まってしまい、効果が出ません。
水の中につけたまま切るのがポイントです。
仏花を交換する時は、
ぜひ「水切り」をしてみてください。
仏花を交換する時には、
水につかる部分の葉は、
全部取っておくといいですよ。
葉が水につかってしまうと、
全体の腐りが早くなり、
仏花が長持ちしません。
ちょっとしたひと手間で、
持ちが違ってくるので、
交換する時に、ぜひ試してみてくださいね。
延命剤って何?お仏壇の仏花の交換でさらにもうひと手間加える!
仕事や家庭の事情で、
なかなか水を替える時間が取れない…。
というお悩みもあると思います。
その悩みは、
「仏花専用の延命剤」が、
解決してくれますよ。
どうしても忙しく水の交換ができないと、
花立ての水、仏花の茎は腐ってしまいます。
これは、水の中のバクテリアが、
繁殖しているのが原因。
この状態では、お花の茎が腐り、
水を吸わなくなってしまい、
仏花が長持ちしません。
水をこまめに替えられない時は、
「仏花専用の延命剤」が役に立ちます。
延命剤には抗菌成分が入っており、
水が腐らず、仏花が長持ちします。
水を交換する回数を大幅に少なくできるので、
とても便利です。
特に仏花専用の延命剤なら、
ステンレスや真鍮製の花立てでも、
腐食する心配がなく、安心して使えますよ。
こまめに水の交換ができない時、
気温が高く、水が腐りやすい夏場に、
「仏花用の延命剤」はおすすめです。
まとめ
最後にまとめると、
- 交換の時期は「1週間~10日」が目安。
- 花びらが落ち、茎が腐ってきたら、交換の時期。
- 交換する仏花の本数は、奇数が一般的。
- 仏花は、祈る人に見えるよう交換する。
- 長持ちするコツは、毎日の水交換。
- 交換時に、「水切り」をすると長持ち。
- 水につかる部分の葉は、すべて取る。
- 忙しい時や水が腐りやすい夏場は仏花用の延命剤がおすすめ。
です。
お仏壇に供えられた、
美しい仏花はとても気持ち良いものです。
ぜひこの記事を参考に、
上手に仏花を交換してみてくださいね。