
3.11東日本大震災から10年か、当たり前の日常が当たり前じゃなくなった日。
上町断層地震や南海トラフ地震がここ十数年中に起こるらしい。。。
最低限揃えとかないといけないものって何だろ。
こう言った疑問に答えます。
本記事のテーマ
防災グッズ最低限これだけは揃えよう 実際に役立ったものを防災の観点から説明します。
この記事では ・最低限必要な防災グッズ ・命を守る行動とは ・家族との決め事
について解説していきます。
この記事の信憑性
大阪市職員として防災関係に携わること6年。阪神淡路大震災や、東北地震などの災害派遣も経験した私が、防災グッズとして最低限揃えて欲しいものを紹介します。
読者へのメッセージ
大阪でも、2018年に大阪府北部地震が最大震度6で発生しましたね。
2021年は、3.11から10年の節目。
普段から小さい揺れは経験していても、大きな地震とは無縁と思っていませんか?
災害はいつあなたに起こるかわかりません。
身近な家族が、あなたのいない間に被災することも十分考えられます。
改めて防災の備え見直していきましょう。
普段から、防災に携わってきた私が、地域の防災力、自助共助の考え一つで助かる命がある。そんな切迫した現場を体験した経験から、お話しします。自分の命をどう守ればいいのかを考えるきっかけになれば幸いです。
最低限必要な防災グッズ
防災グッズといえば、何を思い浮かべますか?
水、食べ物、懐中電灯、ラジオ、ヘルメットなどなど思い浮かべるだけでもたくさん出てきますよね。
ふだんから、そう言ったものを用意しておいて、いざ!って言う時にさっと出せる様枕元に常備しておくのが基本です。
普段から枕元っておおげさやなあ。。。
そんなことを思っているあなたにこそ、防災の意識を高めてもらいたいのです。
私が防災に携わる様になってからは、防災グッズを常備し、睡眠時はベットの下に置いておき、いつでも持ち出せる様に準備しています。
私が用意したものはこちら。
これは本当に役立ちました。最低限これくらいは必要です。
実際、避難所生活になったりすることを考えるのであれば、さらに快適な生活を送れる様に段ボールベッドや寝袋などがあると疲労の蓄積が全く違います。
被災した方が困るのは衣食住の中の住です。
着るものや食べるものは、配給などで何とかなるものですが、
避難所生活というのはプライバシーが全くありません。
1日ではなく、1週間も2週間も、場合によっては仮設住宅が必要なことも想定されます。
ちなみにこう言った地域防災力というのも政令指定都市なら自分たちの意見で備蓄物資を決めることが可能です。大阪市の場合、地域の意見を吸い上げ、より住民の求めるものを提供できる様、備蓄品も十二分に揃えることができています。
定期的に食料も補充入れ替えできているのも、表には出ない住民サービスの一環ですね。
そして、住に関しては、避難所生活となった場合、
その間に、支給される毛布だけで過ごすことは、体力的にもほぼ不可能です。
人間は寝ずに生きてはいけません。
東日本大震災の時に避難所生活になれず、車で生活し、エコノミー症候群でお亡くなりになられた方も多かったですね。
車の中で寝るにしても体をまっすぐにして平になる状態でないと、エコノミー症候群や車内で夏の暑い日なんかは、熱中症などにも注意が必要です。車の中での睡眠は、おもっているよりかなり過酷な状況下で寝ることが想定されます。
普段からキャンプ好きでグッズも豊富なら少し安心ですね。
いわゆる住所不定で車で移動生活してるような強者もおられますから、基本的にその辺りの設備を整えておけばいざというときにとても安心です。
どんな時にでも対応できる様に、今では、仮設住宅よりすぐに用意できるキャンピングカーの需要がとても高まっていますね。
コロナ禍によるテレワーク化がすすみ、在宅で仕事を考える方が非常に多くなりました。キャンピングカーなら、移動オフィス代わりに、自宅とは別にテレワークも可能です。
いざという時にはフルフラットベッドが完備してあるため、避難所生活を強いられることもありませんね。
流石にキャンピングカーは無理だわと思っている方も、車の中のスペースを有効活用し、平にできるキャンピングセットを活用するのもいいですね。
ワンボックスはなくても軽自動車なら二人の就寝は可能です。
DIYが得意なら、ベッドを作り込むっていうことも可能ですね。
エアーベッドがあれば簡単にフルフラットが可能です。
常に常備食をストックしておく秘訣とは。
ついつい買いだめしたものって、いつのまにか賞味期限切れなんてことありますよね。
いざというときに使えなかったら意味がありません。そのための秘訣とは。
>>防災用の備蓄品備蓄水賞味期限切れさせないローリングストックが効果的
命を守る行動とは
地震はいつ、どこで、どの様な状況で起こるのか誰も予想できません。
その時に命を守る行動をできるかどうか。
その知識があるかどうかでその人の生死が変わります。
津波が発生した時に、いち早く高台に逃げた人は命が助かりました。
車で逃げた多くの方は命を失いました。
そんな一瞬の判断が生死を分けるそんな状況が一瞬にして起こりうるのが地震や台風による災害というものです。
防災訓練というものをこれまで真剣に取り組んでこなかった、実際の想定を大きく肥えた災害というものを経験してこなかった。
阪神淡路大震災や東日本大震災などの大きな災害は、残された私たちに教訓を残してくれました。
生きるための決断とは。
個々個人が判断しなければいけません。
多くの人と同じ行動をしたために助かった人、また逆に、多くの人と同じ行動をしたために命を落とした人。
どちらの判断をすればなんて、とっさの時にわかりますか?
なかなかできるものではありません。
が、しかし、同じ過ちを2度と繰り返すことはあってはいけません。
命を守る行動とは、何か、家族で、地域で、職場や学校で今一度考えてみてください。
家族との決め事
いざという時には電話が使えないこともあります。
そんな時のために、災害時に集まる場所をあらかじめ決めておきましょう。
水害の時はここ、地震の時はここと言った具合ですね。
そこまでの距離や、災害に応じて、避難場所へいくことが可能なのかの判断も必要です。
また、電話がつながる場合は災害ダイヤル(171)を利用することで無事の確認をすることができます。
まずは、家族の無事を確認できれば一安心ですね。
公務員なら、職場に戻り地域のために防災グッズの配給や、避難所の開設や周辺自治体への支援の申し出など、災害時の対応に追われます。
泥の掻き出しやゴミ出し、解体、掃除、地域の復興のために自分の家のこともあるのにもかかわらず、地域や被災地の応援に駆り出されるのです。
その経験から、地域住民が求めているものをいち早く提供できる様、普段から訓練に余念がありません。
防災グッズ最低限これだけは揃えよう まとめ
防災の力は、意識の違い
自分の判断を見誤らないこと。
正しい判断で命を守る行動をできるよう、普段から、意識していくことがとても大切です。
家族との連絡場所を決め、防災グッズは常備しておく。
ちょっとした停電や断水にも耐えうる環境を整えておく。
こう言った意識が自助力を高めます。
必然的に共助が働き、隣近所の絆が強まります。
こう言った地域の力を大切にしていくことは自分の身を守ることにつながり、非常に重要です。