こう言ったなやみに答えます
農家として、300年以上の歴史あり、私もその農家を引き継ぎ30年以上の経験から、様々な野菜を育てています。
どんな料理にも欠かせない大根の選び方、最強に美味しい食べ方なども参考になるかと思います。
この記事を読んで、大根の選び方や保存方法がわかっていただけると嬉しいです。
本記事のテーマ
新鮮な大根の見分け方 農家が教える美味しい食べ方
万能野菜の一つ、どの食卓にも欠かせない野菜として、大根はよく使いますよね。
煮込んで食べるのが一般的ですが、実は、干したり、大根おろしにしたりと、大根の栄養をさらに引き立てることで、料理の幅もグッと広がり、健康的に。
栄養価も高く、捨てるところがないという大根は、まさにスーパーフードなんです!
胃液の分泌を促し、腸の働きを助け、血栓の予防、肥満解消や、風邪の予防にも効果的ですよ。
この記事では
・新鮮な大根の見分け方
・日持ちする大根の保存方法
・美味しい食べ方
を紹介しています。
新鮮な大根の見分け方
新鮮な大根は、持ってみて重みがずっしりと全体的に硬いものを選びましょう。
皮のきめが細かく艶があるほど新鮮です。
葉っぱを切り落とした断面が白くなっていたり、”ス”が入っていると、中身にも”ス”が入っている可能性がありますので、カットした断面にも注目してみるといいですよ。
葉のついたものは、茎から葉まで生き生きとしているものを選ぶといいですよ。
カットしているものは断面に”ス”が入っていないものを選びましょう。
”ス”
成長の過程で起こる亀裂のこと
味や食感が落ちるので”ス”入りは避けたいですよね。
日持ちする大根の保存方法
葉がついているものは、根本から切り落とし、ラップを巻いておきましょう。
こうすることで、葉っぱに栄養を摂られることを防げるので、みずみずしさを保つことができますよ。
さらに、大根の皮を剥いて、ジップロックに入れて、冷蔵庫保管しておくと1ヶ月は新鮮なままで食べることができますよ。
最長3〜4ヶ月もつこともあります。
微生物がつきやすい表面の皮を取り除き、低温保存することで菌の繁殖を防げたのかもしれません。
美味しい食べ方
煮込んで食べても美味しい大根ですが、実は大根から出る辛味成分イソチオシアネートを最大限に発揮できるのが、大根の下の部分を大根おろしにして食べることなんですね。
イソチオシアネート
大根をすりおろすことで生まれる辛味成分
殺菌力、抗酸化作用があるため、風邪などの生活習慣病の予防や老化防止、血栓予防などにも効果的
下の方は辛いけど、上の方の十倍イソチオシアネート
を摂ることができますので、調子良くなるのも納得です。
辛いのが苦手の場合は大根の上の部分を大根おろしに
先端部分でも、少しおいておけば辛味成分は抜けていきます。
毎朝大根おろしを食べていた祖母は104歳までの長生きでした。
大根おろしに医者いらずとはよく言ったものですね。
すりおろした大根はすぐに食べるのが一番ですが、もし余ってしまっても、瓶などで冷蔵庫に保存しておくと、料理に使うことができますよ。
ラップで小分けに冷凍し、お弁当にそのまま入れておけば食べる頃に自然解凍されて程よい感じになりますよ。
大根の汁は、水代わりに、すりおろした大根は肉や魚の下ごしらえに活用が可能です。
肉や魚を味噌などの調味料と漬け込み焼くだけで、ワンランク上のやわらかく美味しいものに生まれ変わります。
鳥の胸肉なんかも柔らかくジューシーに。
大根おろしの酵素が消化を助けてくれるので、一石二鳥です。
大根おろしで作る大根餅
食物繊維が多く、加熱すると吸収率も上がります。
作り方
餅粉、ねぎ、干しエビ、大根おろしを混ぜる。
あとは焼くだけ
低カロリーで、大根おろしでかさ増しもできるので、カロリーが気になる人も、安心して美味しくいただけます。
大根おろしのかき揚げ
作り方
おろして絞った大根に小麦粉、ネギ、卵を加え、まぜる
180度の油で揚げる
大根おろしのかきあげができあがり
大根おろしと麺つゆで美味しくいただけます。
干し大根
カットした大根は網に入れて1〜2日、天日干ししましょう。
さらに栄養価が高まり、美味しくなりますので効果的に栄養素を吸収することができますよ。
干し大根は煮ても味が染み込みやすく美味しくいただけます。
まとめ
新鮮な大根の見分け方、保存方法や調理方法をまとめました。
スーパーフードの大根で健康習慣取り戻しましょう。
新鮮な野菜を見分ける術を知っているか知らないか
多くの農家は知っているけれど、実は一般的に知られていないことって多いんですね。
参考になれば幸いです。