公務員っていいよなあ。 休みも多いし、給料も減らないし。 どんな仕事があるんかな?
こんな疑問に答えます。
私は、公務員歴42年、最近退職し、第二の人生をスタート!
公務員時代に経験した実体験をふまえて、紹介していきます。
この記事では 公務員ってどんな仕事してる? 休みは何日? 給料は減らない?
について解説していきましょう。
公務員ってどんな仕事してる?
公務員の仕事と言っても、多種多様。最近では、人事異動の際に、区役所を必ず経験するようなことも考慮されているようです。
人事異動は、まさに公務員の人生の中で一大イベントです。
どこに配属されるか分からないというものですが、全ての人がそうかというと、そうではありません。
どんな仕事にしても、最終的には市民のためになること。
これが基本です。
直接市民と対応することもあれば、条例改正や監査など、内部のことを中心に業務を行うこともあります。
市民が多く接するのが、やはり区役所の窓口ですね。
ここの接し方ひとつで公務員のイメージというものが定着します。
暇そうにしていれば、公務員って暇だなあ。と思われるし、対応がまずいと怒鳴り散らされます。
つくづく、公務員の立場って低いなあと思いますね。
逆に、市民に切れるような公務員は採用されませんけどね。
でも、窓口業務が暇だというイメージは区によって異なります。
大阪市の場合、人口も多いですし、24行政区ありますから、区によって違いはいろいろあると思います。
結婚、出産、引越しなど人生の中のイベントも、一生に1回の人もあれば、数回の人もいますよね。人口の多い中央区なんかは、住民票をとるにも大変です。少なくとも1時間待ちは当たり前です。
窓口に立つ人は、一日中、市民の相手をしなくてはいけません。
しかも、間違えない。
これが一番大切であり、当たり前のことなのです。
つまり、間違えた場合は、大変です、情報漏洩の問題にも発展しかねません。
慎重に、間違えがないかダブルチェックし、完璧時に事務をこなします。
一方受け取り側の市民は、間違わなくて当たり前。
公務員のくせに・・・
またせやんと、早よせい!
基本的には、こんな感じでオラオラ系の方が大阪には多いですね。
かなしいかな、公務員はどんな方にも平等に対応する必要があります。
罵声を浴びせられることもしばしば。
まあ、こんなことは日常茶飯事です。
あほ、ぼけ、しばくぞ!なんて方もいますが、ひどくなると警察沙汰になります。
まったく、困った市民もいますよ。
なので、窓口業務での市民対応はかなり、ハードルが高いですね。
窓口が終わった17時半で仕事が終了と思ったら大間違い。そこから内部の業務です。
終了が22時を超えることはよくあることです。
生活保護の窓口なんかは、一人ひとりのプライバシーを守りつつになるので、いわゆる個室での対応になります。
警察のOBも常駐しているので、ちょっと危ないシーンでも助かります。
まさに、命がけの訪問もあります。
生活保護の場合、連絡が取れなくなると生活保護の支給を止めることになります。
生活保護対象者には、その人の状態を把握するために訪問を行っています。
中には、包丁を持って襲いかかってくることもありましたが、警察OBの方がいたので助かりました。
生活保護の担当職員をターゲットにしたドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」もありましたが、実際は、あんなきれいなものではありませんが職員の気持ちがうまく描かれています。まずは無料でお試し!【FODプレミアム】無料お試し2週間を利用して『健康で文化的な最低限度の生活(ケンカツ)』を観ることができますよ。
基本的には、法律に則って、万人に対して等しく対応すること。が原則です。
その法律に定めのないことは当然できません。
また、法律は絶対ですので、税金の徴収業務なんかも窓口で受け取ったり、延滞している人には自宅に行って差し押さえたりもします。
これも全て法律に則った仕事なので、正しいことを間違えずに行っていくことができます。
法律を犯す人は許されません。正しい道に導くのも公務員の仕事です。
そして、今は定額給付金の給付業務がありますね。各自治体も大変です。一月150時間を超える超過勤務を強いられる場合もあります。
そして、超クレーマーの対応も公務員です。
これも、あまりにひどいクレーマーの場合は、警察や弁護士対応です。
不当要求に応えるほど公務員は甘くありません。
10万円をいますぐもってこい!なんて要求は典型的な脅迫とも取れる場合がありますからね。
まあ、大阪なら、実際あり得るんじゃないですかね。
公務員だから暴言を吐いていいと思っている人は、要注意ですね。今では誹謗中傷でも罪になりますからね。
また、事務的な仕事としては、職員の給料に関するものもあります。
こちらは、連日のハードワークです。
建設局や港湾局など、道路や港などに特化したエリアの仕事もあります。ここでも業者との契約や、窓口業務がありますが、区役所に来る人とは違い、業者が多いですね。
なので、ビジネス的な話ができて、精神的には楽ですね。
まだまだたくさんの仕事があり一度には伝え切れるものではありません。
全ては、市民のために奉仕の心で行うイメージです。
休みは何日?
年間20日の有給休暇に加え、5日の夏季休暇、年末年始は28日から3にちまで。土日がうまく絡むと10日ほど休めます。プラス、子どもの看護休暇は一人につき5日もらえたりと、休暇は余るほどあります。
ほとんどの職員は、有給休暇を取れず、流してしまうこともあります。
うまく利用すれば、海外にいくことだってできます。
さすがに仕事を他の人に任せてっていうのはなかなか難しいので、仕事の段取りがつけやすい時期や部署によります。
私の場合は、子どもが小さい時に毎年ハワイに家族旅行に行くのが恒例になっていました。
楽天トラベルなら予約も簡単。
なれると、自分で全て飛行機の予約もして、旅行通になりますよ。
今では、退職後のセカンドライフとして、ハワイと日本の二重生活にもチャレンジしています。
ハワイ好きが講じてコンドミニアムを購入したので、これからどんどん活用していきたいですね。
現地のコンドミニアム説明会などで詳しい話も聞けますよ。
公務員ならではの休日の楽しみ方ですね。
最大40日まで繰り越すことができるので、大きな病気でも有給休暇だけで復帰することも可能です。しかし、定期的に有給を消化することが、心と体のバランスを整えるためにも必要なんでけどね。
この点は、休みにくいと言っても、一般企業の人と比べれば雲泥の差でしょうね。
給料は減らない?
よく言われているフレーズですね。公務員は給料減らずにボーナスもらえていいね。
なんて言われますが、とんでもない大嘘です。
人事院勧告制度というのが合って、公務員の給料は民間との差があればその差を調整するために変動します。
民間の景気が上がれば、公務員の給料は少し上がります。でも、一般企業ほどではなく微増です。
民間の景気が下がれば、公務員の給料も少し下がります。年末調整でその差額が調整され、追徴の時もあります。
地震や津波で多くの犠牲が出た東日本の復旧のために、毎月数千円から数万円が復興金として給与天引きされてましたから、私の場合は180万円くらいは寄付したことになりますかね。
しかも給料は不景気のため数千円程度上がるだけでした。
バブルの時と比べると、やはり、給料の上がり幅は違いましたね。
民間が潤わなければ、公務員給料は本当雀の涙ほどです。決して、裕福な生活ではありません。安定しているというだけですね。
うまく活用していかないと、ローンで痛い目に合う人もいます。
公務員の仕事 まとめ
公務員の仕事や休み、給料に関してお話ししました。
強いところは、権力を持っていると言ったところ。その権力で正しい道に修正していくことができないと、国家は崩壊してしまいます。
安定が一番と考える方は公務員がおすすめです。不景気でも給料は満額支払われます。
ただし減ることもありますし、強制的に寄付もさせられます。
もちろん肉体的な労働も復旧作業なんかには駆り出されることもありますね。
これも、行政に課せられた使命なのでしょう。
今回は以上です。