公務員試験受けるのは、高卒がいいのかな?
大学出てから、大卒で受ける方がいいのかな?
こんな悩みを解決します。
公務員歴42年、今年定年を迎えて退職。
第二の人生をスタートしました。
こんな私が公務員を目指すあなたにできるアドバイスをこれまでの経験からします。
この記事では ・公務員試験の初級、上級の違い ・公務員になることを将来の目的にするな ・公務員という選択をするなら
について解説します。
公務員試験の初級、上級の違い
いわゆる、高卒か、大卒かということです。
もちろん、大学を目指しているなら、大学に行くことをおすすめします。
そのあとの就職先は4年後のことです。
社会情勢も変わりますし、自分の目的も大学時代に発見できることが多いです。
フリーランスのエンジニアを目指したり、一部上場の大手企業に就職することもできます。
公務員試験を受けるのなら、大卒で受かる方が、圧倒的に今後の人生においてはプラスに働く可能性があります。
ただし、全ての人というわけではありません。
東大卒のエリートが入庁してきたときの話です。
高卒の私とは、無縁の東大生です。
周りからは、東大生が同じ職場に配属されたと、最初は羨望の眼差しでした。
と・こ・ろ・が・・・
この東大卒の新人くんは、コミュニケーション能力が全くのゼロ人間だったのです。
残念ながら、この東大卒の新人くんは、出世することなく、今も係員のまま。
なんともったいないですね。
基本的に高卒は課長程度。大卒は局長クラスまでが普通に狙えます。
入った時にこのくらいの出世はするものと約束されています。
ただ、課長課長ともなると管理職という立場になり、仕事の責任はかなり重いです。
議員への説明責任もあり、市会(市議会)答弁も求められることもあります。
部長や局長、区長になると、さらにその責任は重いものとなりますが、その反面、発言能力は半端ありません。部下は誰も逆らいません。
正しければいいのですが、そういったことばかりではないのが悲しいところですね。
大卒で入庁すると、高卒の先輩なら途中で抜かすことはもう当たり前の世界です。
若い上司もたくさんいますから、高卒だと辛いところもありますね。
ただ、やり手の高卒もいますので、部長クラスや局長クラスまで行く人も中にはいます。
上に行くほど狭き門となりますので、高卒でそこまで行くのはかなりのやり手です。
ただ、学歴がそこそこ物をいう世界であることは間違い無いので、大卒で狙えるのであれば、大卒で公務員になることをおすすめします。
公務員になることを将来の目的にするな
高校を出て、就職を考えているのなら、公務員という選択肢もいいでしょう。
ただ、高卒でも企業に就職して、社長になる人もいます。
公務員になることが将来の目的なら、それもいいですが、なってからのことを考えないとそこからの人生の方が明らかに長いですから。
将来の人生設計も大きく変わります。
安定という文字だけに惑わされて、公務員を選択するのなら、むしろ、不安定です。
将来の収入増の機会を大きく損失することもあります。
その点を十分に考えて、公務員を選択するのなら問題ありません。
市民のために、等しく平等に職務を全うするという、責任重大な仕事です。
世間的に税金泥棒などと揶揄されることもありますが、大抵そんな人は失敗する人生です。
全ての人との出会いに感謝し、人に尽くすことをしない人は、どこかで、大失敗し、取り返しのつかない人生を送ることでしょう。
公務員の方も同じです。大卒という看板だけで公務員になっても、人間関係をうまくこなせない人は、市民ともうまく話せません。
まして、出世などとは無縁の人生でしょう。
ただ、公務員でよかったと思うでしょう。なにせ、普通につとめていれば、クビになることはありません。
一般企業なら、使い物にならないものは真っ先にクビですからね。
あくまで、公務員になることが目標であれば、その人生は成功したようなものです。
とにかく、食いっぱぐれはありません。
ただ、そこを目標にせず、自分の力で稼げるようになる方が、人生の豊かさはUPします。
一流大学卒なら、他に選択肢は無限にありますからね。
公務員という選択をするなら
公務員という選択をするなら、とにかく、真面目に、身の丈にあった生活を心がけましょう。
給与もボーナスも、保証され、退職金や年金まで、まさに死ぬまで安泰です。
ただ、それ以上ではありません。
それ以上の豊かさを求めるのなら、投資運用の世界を学びましょう。
リスクを取ってはいけません。
せっかく公務員という選択をしたのに、リスクのあることをしてしまっては、安定が覆されてしまうこともありますよ。
じっさい、借金地獄で、退職して行った人をたくさん見てきました。
ギャンブルなどに依存した人もたくさんいました。
みんな身の丈にあった生活ができなかったんですね。
もちろん、公務員から、弁護士になったり、ステップアップした人もたくさんいましたよ。
人生には何があるかわかりません。
だから、楽しいんですね。
将来設計をきちんとできる人がやはり勝ち組になれる人ですね。
公務員の学歴 まとめ
学歴社会のまさに典型的なものと言ってもいいでしょう。
一般企業でも同じことが言えると思いますので、何も公務員だけが学歴社会というわけではありません。
フリーランスのエンジニアなら、高卒でも数千万クラスはざらにいます。
プログラミングを学ぶのなら、テックアカデミー一択で大丈夫です。
つまり、将来の人生設計をどう考えているのか。
どこまで計画できているのかが、とても重要だと私は考えています。
私の場合は、高卒公務員という選択をしましたが、夜間大学に通い、勉強もしました。
いろんな資格も取り、不動産の勉強もしたことにより、資産運用にも興味を持つようになりました。
全てがうまく行く人はなかなかいませんが、うまく行った方だと思っています。
第二の人生もますます楽しんでいきたいですね。
今回は以上です。