かぎ針で可愛いワンピースが作れるとしたら作ってみたいと思いませんか?
かぎ針をある程度マスターしたかぎ針上級者ならワンピースを作ることも難しくはありません。
今回は、可愛いチュニックワンピを作ってみました。
チュニックワンピースの作り方と編み図を紹介していきます。
【出来上がりサイズ】
胸囲64㎝ 着丈39㎝ 背方幅27㎝
12か月~24か月(1歳~2歳)の子向けワンピースです。
【用意するもの】
・毛糸
・かぎ針
・毛糸用とじ針
今回は春先から初夏に向けての作品なのでサマーニットを使って編んでいきます。
☆早速作ってみよう!
【手順1】
後ろ身ごろを作っていきます。
後ろ身ごろは2種類の模様編みがあり、編みはじめが真ん中からになります。
この編み図で見ると、上の模様編みと下の模様編みの境目のくさり編みからになります。
- 1段目は、くさり編みは80目編み、その後立ち上がり5目編む。
- 長編みを2目、くさりを2目編んでいく。
- 2段目は、立ち上がり3目編み、こま編みを1段目のくさり目の部分に編み、くさりを3目編み…を繰り返していく。
- 編み図を見ながら交互に編んでいく。
- 4段目まで編む。(⚠4段目の最後は中長編みを行う。長編みではないので注意!)
- 4段目まで編んだあと、目を減らしていく。ここから1段目と数えていく。
- 編み図の通りに引き抜き編み、こま編み、中長編み、くさり編みをして長編み、くさり編みを行う。
- その後も編み図の通りに編んでいき、18段目まで編む。
- 後ろ身ごろの上の部分の模様編みができた。
- 次は、編みはじめのくさり編みに下の部分の模様編みをしていく。
- 編みはじめの1目に長編みをして、4目あとに模様編みをしていく。
【模様編みのしかた】
長編みを行い、さらにくさりを編む。
最初の長編みの部分に長編みを編む。
全部で3目編んで模様編みが1つできる。
後ろ身ごろができた。
【手順2】
前身ごろを編んでいく。
実はこのレシピ通りに編むと、このチュニックは肩のところがスナップを付けることになっています。私はスナップではなく、今回普通のボタンで編みました。
そのため、ボタン穴を編んでいきます。
ボタンで作りたいという方はこちらの編み図を参考にしてください。
前身ごろも手順1と一緒で、真ん中の部分から編んでいきます。
編む手順も手順1と一緒ですが、首周りの部分の編み方が変わってきます。
- 10段目までは一緒ですが、11段目から肩紐片方を編んでいく。
- ここまで編んだら糸を切り、左側の肩紐を編んでいきます。
- 10段目の真ん中の部分にくさり3目編み、長編みとくさり編みを編みます。
- 次に、編みはじめのくさり編み1目に長編みを編み、模様編みを行っていく。
編み方は手順1と同じである。
前身ごろができた。
【手順3】
スカートを編んでいく。
スカートは2枚同じものを編む。編み図はこの編み図を使う。
編みはじめは腰紐を通す下の部分からで、腰紐を通す部分は模様編みを編んでから編む。
- 作り目は80目で、くさり編みで5目立ち上げる。
- 編み図を見ながら、長編みとくさり編みを編んでいき、模様編みをしていく。
- (⚠2段目からは模様編みが変わるのでよく見て編む。)
- 11段目まで編んだら糸を切る。(⚠裾の模様編みはこの時まだ行わない。)
- 編みはじめに戻って、腰紐を通す部分を、編み図を見ながら編んでいく。
スカートができた。
【手順4】
腰紐と花モチーフを編んでいく。
腰紐はこの編み図を使う。
- くさりを220目編む。
- くさりを220目編んだら引き抜き編みを行う。
- くさり1目1目を引き抜き編みしていくと紐状になっていく。
腰紐ができた。
次に花モチーフを編んでいく。花モチーフは同じものを2枚編む。
花モチーフはこの編み図を使う。
- 最初輪にして、立ち上げ1目とこま編みをする。
- くさりを2目、長編み2目、くさり2目、こま編みを編む。
花モチーフができた。
花モチーフを腰紐につける。
花のつけ方は以下を参考にする。
花モチーフを腰紐に通して結ぶ。
結んだ部分を裏に通す。
裏側でまた結ぶ。
花モチーフが付いた。
【手順5】
上半身部分の仕上げを行う。
まずは後ろ身ごろと前身ごろをくっつけていきます。
くっつけるにはとじ針を使います。
- 後ろ身ごろの上に前身ごろを置き、肩の部分をくっつけていく。(⚠ボタン側の肩はくっつけないのでよく見てくっつけ作業を行う)
- 次に、わきの下の部分をくっつけていく。
これで上半身がくっついた。
次に、ボタンを付けていく。
ボタンは下の図の通りにつける。
ボタンが付いた。
最後に糸処理を行う。
糸の付け替えや糸を切った際にできたピロピロ部分をとじ針を使って隠していきます。
- とじ針に糸を通して写真のように糸の中に隠していく。
- 針を糸から抜く。
- はさみで切って糸処理完了。
- これをすべての個所に繰り返していく。
上半身部分の仕上げができた。
【手順6】
スカート部分の仕上げをする。
- スカート2枚を合わせてとじ針で合わせていく。
- 手順5と同様にピロピロ部分をとじ針を使って隠していく。
- 裾の部分を編んでいく。
裾の編み図はこれを参考にする。
(写真9)
スカート部分の仕上げができた。
【手順7】
上半身部分とスカート部分をくっつけていきます。
- 上半身部分と下半身部分をとじ針を使ってくっつけていく。
- 上半身部分の4段目部分と6段目部分につける。5段目は腰紐を通せるようにする。
- 腰紐をスカートのベルトの部分に通す。
チュニックができた。
☆完成☆
チュニックワンピースをつくってみた感想はどうだった?
今回、かぎ針で服を作ったのは2回目でした。
1回目はカーティガンだったのですが、チュニックはそのカーティガンより編み図が複雑で難しかったです。
作業工程もいつもより多く、製作時間は子育てしながら2週間~2週間半くらいでした。
とても難しかった分、できたときの達成感や意外と見栄えよくできたことに嬉しいと感じました。
チュニックワンピース作り方 まとめ
今回はチュニックワンピースを作りました。
子ども用のワンピースなので、今回も娘用です。
編み図が複雑で難しいため、かぎ針に慣れている方でも難易度が高めですが、よくよく見れば、「ああ、なるほど」と編めます。
とても作業が多くて難しい分、できた時はとても嬉しいですよ!
ぜひ作ってみてください。
参考文献