
定額給付金の二重払いって、知らずに使ってしまうこともありますよね。
これって、かえさなくて良いのかな?
全国各地で起こっている、定額給付金の二重払い。
まだ、給付を受けてない世帯もいる中で、どうしてこう言ったことが起こるのでしょう。
各自治体のコールセンターに聞いてみました。
ほとんどのケースが、システムのエラー。
一度給付したにもかかわらず、データの反映がされずに二重に支払ってしまったようです。
二重給付された世帯には、各自治体の職員が一件一件電話し、返還の依頼をしているとのこと。
大阪市はどうなのでしょう。
この記事では
・二重給付は11件
・原因は?
・返還しないとどうなるの?
について、解説していきます。
二重給付は11件!
大阪市の定額給付金対象世帯数は152万世帯。
順次給付を行い、現在の給付率は10%代と全国的にも最下位の給付スピードとなっている。
二重給付は、大阪市でも一番気を使っていた部分。
郵送申請書も段階的に発行するなど、あらゆる手法を用いて、徹底的に管理してきたにもかかわらず、今回、二重給付が発生した。
原因は?
この原因は何なのでしょう。
システムエラーということで、オンライン申請データ情報と、郵送申請データ情報のリンクがどうもうまくいっていなかったようです。
では、なぜうまくいかなかったのでしょう。
これまでのホームページの更新から、一つの原因が想定されます。
大阪市がオンライン請求を受付開始するとしていたのは5月18日となっていました。
しかし、他の市町村が、オンライン申請をしているのに、大阪市は遅い!となったため、松井市長が1週間の前倒しをし、5月11日からオンライン申請を受け付けます!と発表したわけです。
大阪市としては、きちんとしたシステム構築に時間をかけ、審査を完璧なものとして二重給付をしないように、する予定でした。
しかし、受付が遅いと、大阪市民は怒り出します。
行政側としては、準備不足のまま、オンライン請求の受付をせざるを得なくなります。
つまり、行列のできるラーメン店に並んでいても、席に座った途端に食べ物を提供できる環境を整えようと考えていたのに、まずは、席に座らせていく方法をとったわけですね。
お客さんとしては、店に座ったらすぐに食べたくなるものです。
でも、外で待っている時には1時間でも待ちますよね。
そう言った人間の心理からも、申請をすればすぐに給付されるものと考えてしまいます。
なので、大阪市としても、申請を受け付けた限りは早く支払わなくてはと、システムが構築される前に人海戦術で給付する手法を取らざるを得なくなったわけですね。
また、人海戦術のため、時間と労力の割にスピード感がないと、最初の給付は1500件に止まります。
まさに、店に入ったのになかなかラーメンが出てこない状態になってしまったわけですね。
大阪市民としては、オンライン申請すればすぐに給付されるものという、メディア操作を信じていたため怒りは頂点に達します。
そんな中、郵送申請の受付が始まり、今度は申請書が届かないと言ったことに・・・
これも二重給付を防ぐための作戦とのことで、あまりにも多い世帯の中から、配慮の必要な人の申請書をきちんと届けることが出来る様にととった作戦でしたが、これもまた裏目に出ます。
まだ、申請書が届かないと言った苦情が殺到し、一体自分の申請書はいつ届くんだと言った、大阪市民の不安は頂点に達します。
そんな中、給付金の申請は1日に30万件も届き、受付もできない状態に。
6月24日時点で、まだ6月2日の到着分を開封しているところだとか・・・
7月1日の市長会見によると、電力不足といったことが説明されていましたが、どうも納得がいきません。
通常、業者との契約の際には処理件数、処理期間、必要な場所を協議した上で、契約を結ぶもの。
電力不足ということは、明らかに事前の準備ができなかったことを表します。
コールセンターの規模も想定が甘かったのか、いくらかけてもつながりません。
そんな中、今回の二重給付が発覚しました。
いずれも業者のエラーとなっていることからも、システム構築が速やかに行えなかったことが要因と考えられますね。
しかし、他の市町村と比べて支給率は低いというものの、圧倒的に二重給付の件数としてはすくないですね。
その点は、しっかりと申請書の発送の時間をかけ、オンラインシステムの新システムを構築したことは評価されるところでしょう。給付が遅いのは問題ですが、きっちりと給付してもらうことが一番大事ですからね。
2度と二重給付はされない様にして欲しいですね。
今後、スピードアップし、6月の申請者は7月中に給付すると、大阪市長が会見で言っていた通りになるのか、注目です。
返還しないとどうなるの?
大阪市だけではなく、他の市町村でも次々と発覚する二重給付。
寝屋川市は993世帯も二重給付が発覚していますね。
これって、返さない人も出てくるんじゃないですかね?
知らずに使ってしまったりすることもあるかもしれません。
そもそも、勝手に給付しておいて、返せなんて、どういうことなんですかね。
これって、わざわざ銀行に行って納めないといけないし、そのための時間を仕事中にしなければなりません。
かなり迷惑な話ですよね。
せめてコンビニ払いにして欲しいものです。
仮に、返さないとどうなるのでしょう。
最終的には、不当利得返還請求の訴訟として、訴えられてしまいます。
つまり、知らない間とはいえ、不当に得た利益については、返さなければならない義務をおうというものです。
人の時間と労力を裂くのに、紙切れ一枚で、納付しろってほんと、勝手なもんですね。
しかし、ほとんどの人は、文句も言わず、行政の指示に従います。
大阪市民はどうですかね?
もらったものでも、不当に得たものには変わりありません。変な言いがかりをつけて、返さないという人もいるでしょうが、無駄な抵抗というわけです。
返さないと後が大変ですね。
定額給付金の二重払い まとめ
今回のコロナショックで、家計のダメージは相当大きなものとなりました。
東京でも毎日100人以上の感染者が増え続ける中、今後の自粛も検討しなければいけない様になっています。
もし、同じ様な施策が実施されるのであれば、今回もらえなかった同居人の方たちは、世帯分離をするなど、世帯主になっておくことも必要ですね。
二回目給付金の実態
おっと、その前に、10万円に頼らなくても良い人生設計をしておきましょう。
僕の場合は、サラリーマン時代に自分で稼ぐ能力をつけたおかげで独立することができました。
こういうのって景気に左右されず、本当にありがたいですね。
プログラミングを学んだおかげで、半年で月収50万円を稼げる様になり、今では100万を超えることができました。
今回は以上です。