雛祭りの食べ物といえば。
菱餅
白酒
ちらし寿司
ハマグリのお吸い物
ひなあられ
などがありますね。
ひなまつりの食べ物にどんな由来があるのでしょう
菱餅
赤、白、緑の菱形をしたお餅
今の形になったのは江戸時代からとされています。
赤は、厄を払い解毒作用があるクチナシの実で色をつけ、健康を祝ったとされます。桃の花を表しています。
白は、清浄を表し、残雪を模している。また、菱の実を入れて血圧低下の効果を得るという意味もあります。
緑は、古代中国では、草餅を母子草(ハハコグサ)を用いていたが、母と子をついて餅にするようで、縁起が悪いとされ、増血効果の有るヨモギを用いるようになったようです。
白酒
もともとは、桃の花を浸した桃花酒(とうかしゅ)が飲まれていたようですが、江戸の中期からは、白酒が好まれるようになり、そこから白酒になったようです。
白酒はアルコール度数9%とかなり強いお酒。みりんや焼酎に蒸したもち米や米麹を仕込み、1ヶ月ほど熟成させて作るお酒です。
女性の厄払いとして、白酒を飲むようになったようですが、
現在では、子どもの頃からよく飲んでいるのは、甘酒ですね。
ちらし寿司
ちらし寿司が食べられるようになったのは諸説あるようですが、昔は、鯖鮨などさかなに酢飯を詰め込んだなれ鮨を食べられていたようですが、見た目に華やかでないため、ちらし寿司が好まれるようになったようですね。
具材にも意味があって、えびは、腰が曲がるまで長生きするように、レンコンは、先が見通せるように、まめは、まめに働いて仕事がうまくいくようにと言った願いが込められているようですね。
もっとも、3月は季節の変わり目、いろんなものを食べて、体調を整えて、健康で過ごせますようにという子どもの健康を願った思いが込められているのでしょうね。
ハマグリのお吸い物
ハマグリは1対2枚の2枚貝、同じものが2つとないことから、平安時代には、貝合わせという遊びまでありました。
夫婦に例えられ、一人の人に一生添い遂げられるという、仲のいい夫婦に例えられ、演技の良いものとして、好まれてきました。
ひなあられ
菱餅を砕いて、外でも食べられるようにということから、ひなあられが食べられるようになったという説が有力のようです。
ひなあられも3色が主流で、菱餅と同じ意味を持っているようです。
どれも、女の子が健やかに育つようにという願いが込められているのですね。
所によっては、4色で四季を表しているともされているひなあられ。一年中健康に過ごせるようにと、同じような願いが込められているのですね。
まとめ
雛祭りで食べられる物には、歴史と文化それぞれが継承され、現在に伝えられています。
いつの時代も、女の子が健やかに幸せに育って欲しいとの願いが込められ、祝われていたのですね。
今年の雛祭りは、食べ物の由来なんかも、教えてあげると、より一層、ひなまつりを楽しめるかもしれませんね。
ひなまつりはいつから飾るもの→こちらの記事を読んでみてくださいね。