大手企業もどんどん進出している東南アジア!
いざ、生活するとなると、異国の地ということもありとっても不安ですよね。
でも、昔と比べ随分と観光地化した東南アジアは、物価も安く済みやすい国としてもとても注目されています。
将来、海外での生活を視野に入れているのであれば、東南アジアも候補にしておくことがおすすめですよ。
海外出張で東南アジアに移住した経験を持つ私が、独自の感覚でご紹介していきましょう。
生活費の安さや一年中暖かい気候で日本人の移住先として大人気の東南アジア、一昔前までは現役を引退した年金暮らしのご年配が悠々自適なリタイアライフを送る国のイメージでしたが、最近では若い人の移住も増えているようです。
TVでもマレーシアやタイでは驚きの金額でジム・プール付き住宅に住めるということで移住をすすめる番組がよく放送されています。
しかし、一口に東南アジアといっても通貨も違えば言語も治安の良さも違うもの。
ここでは東南アジア移住に際して国ごとにおすすめ度を解説してみたいと思います。
※東南アジアの通貨いろいろ。
国ごとに通貨もいろいろ、特徴もいろいろ、事前に調べていくことが大切です。
東南アジアに移住するなら・・・
おすすめ度をわかりやすくするために、独自の視点で、評価をしました。
東南アジアに住むにあたってそれぞれの国を物価・治安・言語、総合点をそれぞれ5点満点で評価してみたいと思います。
海外経験ない人にも安心感のある国編
マレーシア
物価3、治安4、言語4、総合点4
タイと並んで移住先として大人気のマレーシア。日本人の住みやすさや治安はタイと同等、といったところです。しかし物価はタイより少し安め、さらに過去、イギリスの植民地時代があったため英語が通じやすいという利点があり、タイより総合点が高め、移住にはとてもおすすめの国です。ひとつだけ懸念があるとすると、食べ物はココナッツを使った甘いものが多いので、合わない人は注意が必要です。
タイ
物価2、治安4、言語2、総合点3
昔から日本人の移住先として大人気のタイ。首都であるバンコク中心街には日本人街や日本語の通じる施設が多くあり、安心感のある移住先と言えるでしょう。スリなどには注意が必要ですが、治安も海外基準からすると良好な方です。
ただし最近は物価の上昇やバーツ高の影響で生活費は高騰しています。一部地域では家賃が日本より高くなる場合も! 日本での貯金で悠々自適、のイメージで移住すると痛い目にあいますので気をつけましょう。
また、バンコク中心街以外では英語・日本がほぼ通じない上、タイ語のハードルは驚く程高いです。例えば病院に行く場合、タイ語で病院は「โรงพยาบาล」です。通常の日本人にはまず理解できないので、コミュニケーションの難しさは念頭に入れておきましょう。
海外慣れしている人向け編
シンガポール
物価1、治安5、言語4、総合点3
東南アジアの経済中心シンガポール。街は驚く程清潔で近代的ですが、他の東南アジアの国と異なり、生活費はとても高く、年収1000万円あっても決して高給取りとはみなされない国です。治安はとてもよく、英語もシングリッシュという独特な訛りがあるものの、どこでも通じます。お金に余裕があり、温暖な気候の先進国に住みたい方にはおすすめの国ですが、生活費を抑えて悠々自適な東南アジア生活、とは毛色の違う独特な国です。
ベトナム
物価4、治安3、言語1、総合点3
物価が安いことで一定の人気を誇るベトナム。フランス植民地時代も経験してきたため、食べ物も絶品が多いです。タイ・マレーシアに比べて日本人が少なく、言語も東南アジア言語の中で最難関と言われるベトナム語であるため、コミュニケーションをとることが難しいことが予想されます。海外経験の少ない方には難易度が高い一方、日本人が少なくても大丈夫、現地に馴染むのが得意、といった方にはとてもおすすめな国です。
フィリピン
物価3、治安1、言語5、総合点2
美しい海でのダイビングなど、大自然を利用したレジャーが魅力のフィリピン。現地の方もネイティブ並の英語力があり、コミュニケーションもとれるため、楽しむ分には申し分ない国ですが、住むとなると無視できない治安の問題があります。フィリピンは銃社会で凶悪犯罪率も日本に比べて非常に高く、移住にあたっては十分な安全対策が必要となるでしょう。
インドネシア
物価4、治安2、言語3、総合点2
フィリピンと並んで美しい自然が魅力のインドネシア。物価はタイ・マレーシアに比べて安く、生活費は抑えることができますが、地震や津波など、自然災害の多い国です。また、暴行や恐喝なども少なくなく、治安も良好とは言えません。
言語は英語とよく似たインドネシア語のため、タイに比べてコミュニケーションはとりやすいため、ある程度海外生活に慣れて自然を楽しみたい方にはおすすめです。
まとめ
東南アジアそれぞれの国の特徴を解説してきました。
移住先として大人気の東南アジアですが、海外経験の少ない方はマレーシア・タイから検討、
海外経験豊富な方は国ごとの特色を見て自分にあった国を選ぶのがおすすめです。
移住というととても大きな決断になりますが、人生の一つの選択肢として検討してみるのもいかがでしょうか。