生活保護受給者です。
今回のコロナで10万円が給付されると聞きました。
私ももらえるのでしょうか。
こんな疑問に答えます。
国の打ち出した今回の特別定額給付金には、収入制限が設けられていません。
つまり、億万長者でも、生活保護受給者でも、年金受給者でも、住民票があれば受給権があります。
この記事では、
ポイント
生活保護受給者がもらうと収入認定に?
生活保護費があるから、給付は後回し?
ネットカフェ難民は?
について、順番に解説していきましょう。
生活保護受給者がもらうと収入認定に?
生活保護受給者が生活保護費以外に収入を得ると、役所にきちんと申請して、保護費を減額してもらわなければなりません。
でも、今回の特別定額給付金は、収入となりませんので、申請の必要もありません。
生活保護費にプラスして、10万円の定額給付金がもらえますので、安心ですね。
生活保護費があるから、給付は後回し?
必要最低限の生活として支給される生活保護費があるので、今回の特別定額給付金は、生活保護費を受給している方の給付は後回しになったりするのでしょうか?
実際、そんなことをしている暇がないというのが現実でしょう。
申請した人から順番に、いち早く給付の手続きに進めるよう、審査が行われていますので、間違った申請をしていない限り、給付はスムーズに進むでしょう。
各自治体によっても多少の誤差はあるかもしれませんが、概ね2〜3週間もあれば、申請世帯主の口座へ振り込まれることになっています。
申請後、1ヶ月以上経っても振り込まれていないということがあれば、何らかの書類の不備があったという可能性もあります。連絡をしたくてもオンライン申請などでは、連絡先を明記していないケースや、メールアドレス誤りなども考えられます。
郵便などで、不備の連絡が来ていないかもみておきましょう。
あまりにも遅い場合は、タイミングを見てコールセンターにファックスを送っておくことが確実です。その時には、住所、名前、電話番号を必ず書いておきましょうね。
コールセンターの電話は、大変つながりにくいため、ファックスの方をおすすめします。
くれぐれも、苦情の問い合わせとならないようにしましょう。
苦情の時間分、審査が遅れる可能性が大きいですね。
ネットカフェ難民は?
この制度の最大の欠点といえる、住民登録の場所に住んでいない人にどうやって給付するのかという点です。
住民票を移動せず引っ越しした人
郵便局の転送サービスが利用できます。
お近くの郵便局へ、支給転送手続きを申請しましょう。
概ね1週間ほどかかるので、早めの申請が必要です。
住民票の住所に住んでおらず、転送サービスも利用できない人
残念ながら、郵送での申請書を受け取る方法がありません。
市町村では、ダウンロードを行えるようにしたり、いろいろな工夫を講じていますが、大都市になる程、白紙の用紙を申請させることが審査の混乱を招くことは、オンライン申請で混乱が生じたのと同じことが予想されますね。
コロナウイルスの感染拡大防止のため、市役所での窓口申請は控えているので、窓口に行っても対応できない市町村も多いです。
役所の対応をまって、申請しましょう。
住民票がそもそもない人
国の制度としての特別定額給付金を受け取る権利そのものがありません。
各市町村で、独自の給付金をつくるまでは給付されることはありません。
本人確認書類がない人
こちらも本人確認ができない以上、給付されることはありません。
なりすましができてしまうので、絶対に給付されません。
国民健康保険を支払うか、マイナンバーカードを申請するか。
生活費がないのであれば、生活保護を申請するか、方法は色々とありますので、市役所に相談するのが賢明です。
定額給付金 まとめ
特別定額給付金は、住民登録のある世帯主であれば等しく給付される制度のはずですが、突貫工事的に国が定めた制度であるため、問題だらけ。
そもそも同居人のことは、考えられていません。
つまり、各一人一人に支給されるように考えられた制度ではなく、住民票のある世帯主に限定されているわけですね。
いろんな家庭事業があるでしょうが、早急な給付については、各自治体の手腕が試されます。
もっとも、世帯数の少ない自治体と、大阪市のように世帯数が多く、多種多様な世帯が住んでいる自治体とでは給付のタイミングが違うのは仕方ありません。
第2、第3の給付金が決定される可能性もあり、今のうちに、住民票の登録や、本人確認書類を揃えることが大切です。
二回目給付金の実態
今回は以上です。