公務員の人事評価ってどんな感じ?
ちゃんと評価されてるのかな?
上司によって生涯賃金変わるってある意味最悪!?
公務員の人事評価を実践してきた経験から、問題点も多数あると思いながら、部下職員を評価しなければならない最悪な制度でしたね。
高評価をもらうための秘策とはどんなものなのでしょう。
公務員にも人事評価制度が採用されるようになり、大阪市では平成25年から導入。政令指定都市ではもはや常識ですが、まだまだ導入されていない市町村も多いですね。
ただ、この人事評価制度、かなり問題ありの制度です。
この記事では
・人事評価の基準はあるが評価者によってバラツキあり
・本当の評価がされないことも
・給与に反映するのはかなり問題
について解説します。
公務員歴42年、今年退職を迎え第二の人生スタートの私が、人事評価制度について思うところを解説します。
人事評価の基準はあるが評価者によってバラツキあり
人事評価の基準は、職員のレベルに応じてその相当級に対応した業務を遂行できているのかを決められています。
評価者は、その基準に基づき評価するわけですが、その判断は、評価者によってまちまちです。
なぜなら、評価する人が直属の上司ということで、その上司が部下の評価をするのですが、上司の評価は、意識統一されているようで、実のところはわかりません。
なので、一次評価者、二次評価者とその評価が正しいのかも含め判断するのですが、これも意識統一されたものではありません。
そんないい加減な評価によって、部下職員の生涯賃金が変わってしまうのですから、相当問題です。
評価をすることで仕事のモチベーションが上がればいいですが、最大努力をしてその評価が本人の考えている以下の評価だったとしたら、モチベーションは下がります。
そして、給与に反映するだけでなく、昇進にも影響するとなれば、死活問題ですね。
たしかに、仕事ができない職員に仕事をさせるためにはいい制度かもしれませんが、それにしても、上司が全て同じ評価をすることははっきり言って無理です。
その時点でこの制度は崩壊していますし、そんないい加減な評価で、給与反映させるべきでないということですね。
本当の評価がされないことも
ゴマスリ職員が喜ばれることもしばしば。仕事の能力は決して良くないのに、ゴマスリがうまい職員は徳な一面もあります。このゴマスリに気づかない上司がスカタンなんですが、そんなことはおかまいなしですの制度になっています。
係長の評価が悪くても、課長の評価が良くなったり、課長の評価が良くても、部長の評価が悪かったり、仕事の中身だけでなく、コミュニケーション能力や関係先との調整といった項目は、上司との関係性が特に影響されることがあります。
評価に不服申し立てもできますが、そんな事をする職員はほとんどいないでしょう。
中には、そういった職員もいるので、部下にもつとたいへんです。
そして、どんぐりの背比べの中で、最下位の職員も選ばなければいけません。
どんなに仕事ができて優秀でも、少し仕事でミスしてしまったなどのマイナスポイントがあれば、評価を下げる絶好のネタになってしまいます。
本当の能力とは一体何なのでしょう。
給与に反映するのはかなり問題
いい加減な評価の上に、給与が反映されます。
上位評価のものは、ボーナスの加算もありますし、昇給の幅も増えます。
いい上司に恵まれると高評価を受けますが、最悪な上司になると、低評価になってしまいます。
同じ仕事をしていてもです。
でも、高評価だと、自分で異動先を希望することができます。これは、自分を売り込むチャンスなので、積極的に使わないと損です。
給与に反映させるには、もっと研修を積んだ上司が評価を行うべきでしょうし、統一的な評価を実施できるようにしなければならないでしょう。
組織が大きいほど難しくなるでしょうね。
公務員人事評価制度のまとめ
色々と問題のある評価制度ですが、ほとんどの職員は影響を受けません。
いわゆる不良職員がたくさんいるので、不祥事を起こさせないためにも、一定の厳しいルールは必要でしょう。
しかし、人事評価制度は民間のものを参考にしているだけで、その研修は1度だけ。しかも上司はコロコロ変わるし部下も変わる。
どれだけの事を理解できるのか不明確な評価制度の給与反映は撤廃すべきでしょうね。
それよりモチベーションを上げて仕事させる術を身に付けるべきです。
そんなときNLPを学んでいて良かったと思います。
私が接した部下職員はいつも優秀でした。
それも、NLPのテクニックを使っていたからでしょう。
私は年間100冊程度の読書をします。
電子書籍はかなりお得ですね。
退職後はさらに時間もできたので、ペースも上がってます。
自分磨きは大切ですよ。
今回は以上です。